周波数特性

 Lchの周波数特性(出力0.1W時)です。65kHz付近にピークが見られます。

  続いてRchです。50kHzまではLchと同じカーブですが、Lchに山があるところがつぶれて、その上にピークがあります。トランスの個体差と言うにはちょっと大きな差のような感じですが、原因はよくわかりません。

 

歪み率特性

 歪み率の測定にはWindows用フリーウェアFFTであるWaveSpectra(efuさん作)と、発振器としてWaveGene(同)を使用しています。シングルアンプ的なソフトディストーションですが、2次歪みよりも3次歪みの方が多くプッシュプルの性質は維持しています。以前に5842を使ったヘッドフォンアンプでも負荷が重いとこのような特性を示しました。5%歪みの出力は左右とも0.16Wで設計時にもくろんだ0.2Wを下回っています。10%まで歪みを許容すれば0.2W出力と言えますが、データシートに5極管のネイティブな動作ではシングルのA1級でこの程度の出力を得ています。3結だと使える領域が狭くなる(プレート電圧が低い部分が使えない)ので、出力低下はやむをえませんが、プッシュプルとしてはちょっともの足りない気もします。ヒーター電圧が1.2Vと定格1.4Vより低いので、エミッション不足かも???

  

クロストーク特性

 クロストークの測定には解像度の高いWaveSpectraを使用しています。ちょっとうねうねしていますが、値はそれほど問題があるものではないと思います。今回はヘッドフォン用に左右チャンネルのアース側を結んでいるので、若干の共通インピーダンスが出てきているのかもしれません。

 

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