フォーミュラクラブについて

 

 フォーミュラクラブは、「誰でも安全に」モータースポーツを楽しむための、会員制クラブです(もちろんビジターも走行できます)。フォーミュラクラブが誕生したのは、1986年の事でした。マシン(後述)やシステムの構築が進められ、その年の10月16日には、四街道市(千葉)の新東京サーキットで試乗会が開かれました。1ヶ月後には筑波にパイロットコースがオープン。その後、名古屋、佐久(長野)、厚木、福岡、浜名湖、京都、奈良、神戸、台北(!)とコースを増やして行きましたが、バブル経済崩壊の影響を受けて閉鎖が相次ぎ、現在では厚木コース1ヶ所での営業となっています。ナイジェルは、フォーミュラクラブ誕生時の第一次会員で、15年以上も続けている事になります。

 フォーミュラクラブでの競技(走行のことですが、雰囲気を重視してこう呼びましょう)は、フォーミュラクラブ用に設計された専用マシン(FC−632)を使用するタイムトライアルで、普通免許を所持していれば(乗る時に提示が必要)誰でも乗れます。 FC−632は軽自動車程のボディ(3,400mm×1,420mm)に、排気量337ccのエンジン(34ps)を搭載した、2ペダル式(アクセルとブレーキ)のシングルシーターカーです。しかし「誰でも乗れる」と言っても、FC−632は遊園地のゴーカートではありません。車重が250kg程度ですから、パワー・ウェイト・レシオ(車重をエンジンパワーで割った値)は、ドライバーを含めても10kgps以下です。市販の自動車でもファミリーカーはこれ以上ですから、結構本格的なのです。因みに、マシン設計はレーシングカーデザイナーの由良拓也です。

 走行コースはコーナーの連続するテクニカルタイプで、速く走るには基本に忠実な運転(アウト−イン−アウトのライン取りや、スローイン・ファーストアウト走行等)が要求されます。思ったよりカーブがきついので途中でブレーキを踏んでしまうと(結構あなたのマイカーでやってませんか?)、コースアウトする事もあります。と、言っても危険はありません。実はこのマシン、タイヤのグリップレベルの設定が絶妙で、無理な運転をするとコースアウトするようになっているのです。もちろん横転の心配はありません。普段、公道で走行していると、車が限界を超えた時にどんな挙動を示すかなんて試せませんよね。FC−632はカートと違い、限界点の挙動が普通の車に近いので、そこを安全に体験出来るのです。タイムトライアルと言うのは、抜きつ抜かれつと言う面白みはありませんが、光学式センサを用いて11,000秒単位まで測定出来るシステムを使っているので、僅かな走りの差もバッチリ測られてしまいます。きっとフォーミュラクラブ経験後は、あなたの車の運転が変わります。

FC-632 Specifications

 Engine:ヤマハPE340 PE
   
強制空冷2サイクル
   
2気筒337cc
   34ps/6,500rpm

 Chassis:鋼管スペースフレーム

 Suspension:F/クロスビーム・スイング・アクスル R/パラレルリンク

 Brake:F/ディスク R/ディスク

 Tire:ダンロップ・スリック
   
F/185-460×10
   R/265-510
×10

 Steerring:ラック&ピニオン(1回転)

 Dimension:3,400mm×1,420mm
 

  フォーミュラクラブのオフィシャルホームページはこちらです。(内容はありませんが、リンクは生きています)

 

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